メトロポリタン美術館、ボストン美術館とともに、アメリカ三大美術館の1つに数えられるシカゴ美術館。

モネやルノワールなど、多数の印象派コレクションを所有する他、ゴッホ、ピカソ、シャガール、ダリ、マティス、ポロック、セザンヌなど、誰もが知る世界的名画が数多く展示されています。特に、点描画の創始者であるスーラの傑作「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は必見です。門外不出のため、ここでしか観ることができません。

シカゴ美術館の総面積は全米で2番目の広さを誇り、収蔵品の数も膨大。葛飾北斎、歌川国芳、東洲斎写楽などの浮世絵作品も充実しています。訪れる際には、事前にシカゴ美術館のアプリをダウンロードし、館内マップで見たい作品をチェックしておくのもおすすめです。

恐竜の化石や古代エジプトのミイラなど、貴重なコレクションを擁するフィールド自然史博物館は家族連れにとても人気ですが、大人でも思わず目が釘付けになる展示が目白押しです。

入って早速出迎えてくれるのは、巨大なチタノサウルス。その大きさに圧倒されますが、なんと言っても博物館の目玉は、ティラノサウルス・レックス（Tレックス）の化石「SUE（スー）」でしょう。6500万年以上前の化石であるのにも関わらず、90%以上の骨が残存し、現在まで発見されたTレックスの中で最も完全体に近い個体です。

博物館の見どころは恐竜の化石標本に止まらず、ネイティブアメリカンの文明が垣間見えるコーナーや、20体以上の古代エジプト人のミイラ、中国翡翠の希少なコレクションまでさまざまです。

ハイドパーク地区にある1893年に開館した博物館。体験展示・実験スペースがあるので、楽しく科学・産業について学ぶことができます。展示スペースは14エーカー（56,656㎡）と広く、展示品の数も約3万5,000以上にもなります。

ここの目玉は第二次世界大戦中の大西洋、西アフリカ沖でアメリカ海軍に拿捕された、ドイツのUボート。潜水艦ツアーも予約制（有料）で行われているので、時間がある方はこちらも参加してみるのもおすすめ。もちろん1964〜1991年にユナイテッド航空で実際に使用されていた実物のボーイング727も見逃せません！

シカゴ建築財団が移転し、2018年8月に新しくオープンしたシカゴ建築センター。4000を超える建造物の都市模型「Chicago City Model」では、映像と光を組み合わせながら、1871年のシカゴ大火を含む街の歴史を紹介します。また、2階の「Skyscraper Gallery」では、シカゴだけでなく世界各地にある有名な高層建築の大型モデルが展示されています。

その他、建築リバークルーズ「Chicago's First Lady」や名建築を巡るバスツアーなど、様々なツアーを催行しておりシカゴ観光にも便利です。ツアーについて詳しくは、シカゴ建築センターの公式ウェブサイトをご確認ください。